——ツバサがやさしく解説する「低用量スタート」完全ガイド

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Chapter 1｜まず“何者か”を正しく知る（適応とメリット・限界）

「外用や抗菌薬で良くなっても、また繰り返す……」。そんな再発しやすいニキビに対して、世界中で長く使われてきた切り札の一つがイソトレチノイン（内服レチノイド）です。
ポイントは3つ。

1. 皮脂腺を小さくして皮脂量を下げる
2. 毛穴の角化を整え、詰まりを減らす
3. 炎症を鎮めるはたらきもある

この「原因の源流」に届く作用のため、治療終了後も良い状態が続きやすいのが最大の魅力。一方で、副作用・禁忌がはっきりしています。だからこそ“低用量で安全に”が出発点です。

どんな人が検討する？

• 中等度〜重症、または再発を繰り返すニキビ
• 外用薬（アダパレン等）や抗菌薬で十分な効果が得られにくい場合
• 皮脂優位（テカリ・毛穴づまりが強い）で生活の質が下がっている場合

注意：日本ではニキビ治療としての取り扱い・適応は限定的（未承認扱い）で、医療機関によって運用が異なります。最新の方針は必ず受診して確認してください。

効果の目安（あくまで一般的なイメージ）

時期	よくある変化	補足
0〜2週	皮脂がやや減る／乾燥感が出始める／ときに初期悪化	乾燥対策を同時に開始
1〜3か月	新しい炎症が減り、面ぽう（白ニキビ）も減少	低用量でも蓄積的に効果
終了後	再発しにくい期間が続くことがある	個人差あり・アフターケアが鍵

Chapter 2｜安全の土台づくり（副作用・禁忌・準備）

絶対に押さえるべきこと（重要度★）

妊娠に対する厳重な禁忌

• 服用中および中止後もしばらくは妊娠を避ける必要があります。
• 妊娠可能な方は、開始前から確実な避妊を。
• 妊娠の可能性が少しでもあればすぐ医療機関に連絡。

よくある副作用とセルフケア

症状	頻度感	対処の要点
口唇・顔の乾燥	よくある	ワセリン・セラミド保湿、洗顔は低刺激、日焼け止め必須
鼻の乾燥・鼻出血	ときどき	ワセリン綿棒で鼻前庭を保湿、加湿
目の乾燥	ときどき	防腐剤無添加の人工涙液、コンタクト時間を短く
皮膚の薄皮むけ・赤み	ときどき	刺激を減らす、日焼け・ピーリング回避
肝機能・脂質の変動	時にあり	医師管理下で検査、お酒控えめ
頭痛・筋関節痛・気分変調など	まれ〜時に	すぐ受診。無理は禁物

併用注意・禁忌（例）

カテゴリ	注意点
ビタミンAサプリ	重複で副作用増の可能性。控える
テトラサイクリン系（抗生物質）	頭蓋内圧亢進のリスクが理論上。医師指示に従う
強いピーリング・脱毛・アートメイク	刺激・色素沈着リスク。服用中〜終了後しばらく避ける
アルコール	肝機能・脂質の悪化に注意。控えめ
授乳・献血	原則不可（期間の扱いは施設指示に従う）

重要：自己判断で増量しない。異変があればいったん休薬→医師相談が最優先です。

Chapter 3｜ツバサ式「低用量スタート」設計図

ここは学習用の一般的な例です。個別の処方ではありません。
体格・体調・既往歴・検査値で調整が必要になります。

基本方針

• 最初は“効かせる”より“慣れる”を重視
• 乾燥・検査の動きを見ながら段階的に増減
• スキンケアと日焼け止めは“治療の一部”

まずはイソトレチノインの種類を選びましょう！

イソトレチノイン5mg30錠（イギリス薬局方標準品）
30錠/箱
768円～

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イソトレチノイン15mg30錠（イギリス薬局方標準品）
30錠/箱
969円～

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イギリス薬局方標準品のイソトレチノインは、海外ではメジャーなニキビ治療薬で、現存するニキビ治療薬の中で最も強力だといわれています。重症・難治性ニキビの方におすすめです。

UNIDRA(ユニドラ)のサイトでは不定期でセール対象になっていることも！40%OFFの時もあるので、初めてイソトレチノインを試す方は、ぜひUNIDRAのサイトを覗いてみてください♪

※参考:UNIDRA公式サイト

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イソトレチノイン20mg10錠（トレティヴァ）
10錠/箱
1,207円～

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トレティヴァのイソトレチノインは海外で20年以上の実績を誇るニキビ内服薬「アキュテイン」のジェネリック品なんです！皮脂詰まりやテカリ、角栓トラブルも改善し、長期的な美肌維持をサポートしてくれます。

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イソトレチノイン20mg30錠（アクネトレント）
30錠/箱
3,340円～

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アクネトレントのイソトレチノインは日本では未承認ですが、海外では高いシェアを誇る人気商品！市販薬や塗り薬ではよくならなかった頑固な大人ニキビでも治療することができます。

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出典：ベストケンコー公式サイト

低用量の入り方（例）

期間	服用量の目安（例）	目的・観察点
0〜2週	10mg/日（食後）	乾燥・頭痛・気分変調の有無、実生活の負担を評価
3〜4週	10〜20mg/日へ調整（または10mg隔日）	効果と副作用のバランス再評価
5週以降	維持量を探る（10〜20mg/日／隔日など）	無理なく続けられるラインをキープ

• 食後・脂質と一緒が吸収◎。
• 飲み忘れ：気づいた時点で1回分（ただし2回分まとめ飲みは×）。

増量・中止の目安（例）

• 増量OK：乾燥が軽微、日常生活に支障なし、検査値も安定
• 減量・休薬：口唇裂傷級の乾燥、強い頭痛・視覚異常、気分の急変、肝機能や脂質の悪化など
• 即受診：妊娠の可能性／視覚症状／強い胸痛や呼吸苦／耐え難い頭痛・嘔気 等

スキンケア併用の考え方

• 外用レチノイド（アダパレンなど）は一時的に頻度を下げるか医師判断で中止。
• BPOは刺激が強い場合があるので頻度調整。
• 保湿・UVケアは毎日固定。角層バリアを守るのが最優先。

Chapter 4｜最初の8週間ロードマップ（週ごとチェック）

8週間の全体像（早見表）

週	目標	やること	NG・注意
Week0	準備完了	検査（可能なら肝機能・脂質・妊娠検査），避妊計画，基準写真，保湿・UV一式を用意	自己判断の開始
Week1	慣れる	10mg/日開始，乾燥ログ，飲み忘れ対策	長時間日光曝露
Week2	安定化	乾燥強→頻度/量を調整，鼻・目の保湿追加	ピーリング・強摩擦
Week3	再評価	効果/副作用バランスを見て増量を検討	連日増量の無理押し
Week4	生活にフィット	20mg/日 or 10mg隔日など自分の維持量を見極め	夜更かし・脱水
Week5	維持	定着。運動・仕事のリズム調整	強い紫外線環境
Week6	微調整	乾燥が強い日は休薬／隔日もOK	大酒・脂質過多
Week7–8	次の一歩へ	目標・検査を再確認。続行or終了の仮決定	放置（無評価）

トラブル別ミニ対処表

症状	すぐできること
口角炎	ワセリン＋低刺激保湿、酸味・辛味を控える
鼻出血	ワセリン綿棒で鼻前庭保湿、加湿器
目の乾き	人工涙液、PC作業は20-20-20（20分ごとに20秒、6m先を）
皮むけ	洗顔1日1回へ、ぬるま湯、タオルは押し当てるだけ
日焼け	すぐに冷却→保湿。炎症が強いときは受診

Chapter 5｜続ける／やめるの判断とアフターケア

どこでゴール？

• 新しい炎症の出現が止まり、面ぽうが大幅に減少しているかを指標に。
• 低用量では“ゆっくり・長め”に続けて安定させる考え方もあります（医師と相談）。

終了後にやること

• 保湿中心のスキンケアを継続。
• 色素沈着には日焼け止め・ビタミンC外用・穏やかな美容施術（時期は医師判断）。
• 瘢痕は別治療（フラクショナル、マイクロニードル等）を計画的に。

再発したら？

• 外用レチノイド・BPOのメンテ、
• 間欠的低用量（隔日・数週間の短期）など、無理のない再チャレンジを医師と設計。

費用と入手の注意

• 受診・検査・薬剤は自費のことが多く、価格は施設差が大きいです。
• 個人輸入は品質・法的リスクが伴います。医療機関での管理を推奨します。

服用前チェックリスト（印刷推奨）

• 妊娠可能性がない（避妊計画OK／妊娠検査を含む医師指示に従う）
• 現在の内服・サプリを整理（ビタミンAサプリ中止可否）
• 既往歴（肝疾患・脂質異常・うつ等）を医師に申告
• 基礎検査（可能なら肝機能・脂質、妊娠検査）
• 乾燥対策の用意：ワセリン、セラミド保湿、低刺激洗顔
• **SPF30+**の日焼け止め、帽子・日傘の準備
• 初回2〜4週間は10mg/日の予定（増減は医師と相談）
• 緊急時の連絡先をメモ（妊娠の可能性・視覚症状・強い頭痛など）

乾燥対策ミニレシピ（朝・夜）

朝

1. ぬるま湯でやさしく洗う（または洗浄剤なしの日を作る）
2. セラミド系保湿 → 乾燥部位はワセリン薄塗り
3. 日焼け止め（PA++++推奨）→必要に応じて下地・メイク

夜

1. 低刺激クレンジング（“こすらない”）
2. セラミド保湿 → 口唇・鼻前庭はワセリン
3. 目の乾燥があれば人工涙液
4. 就寝時は加湿・マスク・枕元ワセリン

よくある質問Q&A

Q. 飲み忘れました。2錠まとめて飲んでいい？
A. ダメです。気づいた時点で1回分のみ。翌日は通常通り。

Q. お酒は一切ダメ？
A. 少量でも控えめが基本。肝機能・脂質への影響があるため、検査値や体調と相談。

Q. スポーツや筋トレは？
A. 可能ですが、脱水は悪化要因。保湿・水分補給を徹底し、痛みが出たら調整。

Q. 脱毛・ピーリング・アートメイクは？
A. 服用中〜終了後しばらく回避が原則。時期は医師に必ず確認。

Q. コンタクトは外すべき？
A. 目の乾燥が辛ければ装用時間を短縮、人工涙液を併用。合わなければ一時メガネに。

Q. どのくらいで実感できますか？
A. 個人差はありますが1〜3か月で新生が減ったと感じる人が多いです。低用量ではゆっくり進みます。

記録テンプレート（症状・副作用・生活メモ）

週	服用量	ニキビ数（炎症/面ぽう）	皮脂感	乾燥(0–10)	口唇/鼻/目の症状	体調メモ	紫外線曝露	備考
1	10mg/日	12/35	強→中	4	口唇軽度	良好	低	——
2	10mg/日	…	…	…	…	…	…	…

写真は同じ条件（明るさ・角度）で毎週撮ると変化がわかります。

まとめ

• イソトレチノインは“原因の根っこ”に効くぶん、扱いは丁寧に。
• 低用量で始めて慣らす→生活に合う維持量を見つけるのが、最短で遠回りしないコツ。
• 乾燥対策・日焼け対策・定期評価、この3点セットが成功率を押し上げます。
• 自己判断の増量はしない。異変があれば休薬→医師相談。
• 「無理せず、でも着実に」。これが安全最優先の近道です。

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免責・安全上の注意
本記事は一般的な情報の提供を目的としたもので、医療行為・診断・処方の代替ではありません。 妊娠・授乳・既往歴・内服中の薬剤によっては厳格な管理が必要です。必ず医師と相談のうえ、最新の指針に従ってください。